daytune. 3周年の感謝と、未来のこと

2025.06.26 Philosophy
daytune. 3周年の感謝と、未来のこと

daytune.代表の松見咲子です。

おかげさまで、daytune.は2025年6月29日で3周年を迎え、4年目に入ります。
いつも応援くださりありがとうございます。

皆さまへの感謝と共に、この節目にこれまでの振り返りや今後についてのメッセージを綴らせていただきましたので、ぜひお読みいただけたら嬉しいです。



daytune. のスタートが6月29日になった理由

なぜブランドの始まりが6月29日というキリの良くない日なのかというと…
そもそもいつをもってブランドがスタートしたと言えるのか、私自身よく分からないまま進んできました。

「daytune.始められてどのくらいですか?」「いつからやられてるんですか?」そういったご質問をいただく度に、うまく答えられずにいました。

ブランドとしても節目はあった方が良いと思い、改めて思い返してみたときに、
daytune.の現在のキーヴィジュアル、ステートメントができて、商品も現在の仕様やデザインになり改めて発売したタイミングーーー2022年6月29日が、daytune.としての本当の始まりだなあと思い、その日をdaytune.のスタートと捉えることにしました。

本当はもっと早く発売するつもりだったのが、オンラインストアや各種資材などの準備がうまくいかずどんどん発売予定日がずれていってしまい、「まずい、このままでは7月に入ってしまう。なんとか上半期のうちに…!」となんとか慌ただしくオンラインストアでの発売を開始したのを覚えています。
そのエピソードも含めて、6月29日という日付はなんだか自分らしいし、初心を忘れずにいられそうだなと思います。

daytune.が「始まる」まで

「自分がこの先、何に命を燃やしていくのか」と真剣に向き合うために、会社員を辞めたのが2017 年のこと。
そうして、チューニングの哲学を広め、その実践をサポートする商品・サービスをつくっていくためにブランドを立ち上げること、第一弾のプロダクトとしてノンカフェインのハーブティーをつくることを決意しました。



その後、2018 年から個人事業主として働きながらユーザーテストやハーブの勉強を重ね、2020年4月に会社を設立、2021 年春には商品リリース予定で進め、発売に先駆けてクラファンまで実施しましたが、コンセプトを体現していると言える仕上がりにならず、正式発売を断念。



もうすでに作ってしまったし、味など中身には問題はなかったので悩みましたが、知人に「この商品、自分では何点だと思う?」と聞かれたときに答えることができなかったことから、もう一度ブランドの定義から考え抜いて、それに沿ったデザインや商品展開をしていく、と決めました。
クラファンで支援いただいた方々にはリターン品としてその当時の商品と共に、自分がつくりたい商品を手作りで1つずつ入れて、同梱した手紙にこう綴ったのを覚えています。



「私は不器用なくせにこだわりも強いし、ウサギとカメで言えば、間違いなくカメです。でも、諦めずに進み続けるカメです。形にしていくので、どうか見守っていてください」。


そんな紆余曲折を経て、2022年6月29日に今のdaytune.はようやくスタートすることができました。

daytune.のスタートからこれまで

発売開始してブランドがついに始まったと言っても、しばらくは到底その実感を持つことはできないような状態でした。

その当時はまだ私が一人で製造しており、祖父母が住んでいた家に機械を運び込んで、一つずつ手詰めでつくっていました。
大した数量もつくれず、製造以外の活動もなかなかできず、何より手先が器用ではない中で作業を続けていると先の見えなさになんとも言えないつらさが込み上げてくるような、そんな日々でした。




製造に関しては、福祉作業所さんとの協働というのもdaytune.として取り組んでいきたいことであったため、社会福祉法人に問い合わせたり訪ねてまわったりもしていましたが、頓挫したり音信不通になってしまったりとなかなかうまくいきませんでした。ですが、それでも探し続けていた中で出会えたのが、宮城県石巻にある「社会福祉法人石巻祥心会 くじらのしっぽ」でした。

お訪ねしたとき、すぐに「やってみます、やりましょう!」と言って動き出してくださったこと、本当に救われました。

そうして、手探りながらにくじらのしっぽでの製造が始まったのが2023年5月のこと。



ようやく知っていただくための活動、イベントや展示会出展、ポップアップストアなどにも取り組んでいけるようになり、そこから約2年が経ちました。

少しずつですが、知ってくださる方・応援してくださる方が増えてきて、「『daytune.』というブランドが確実に世の中に存在している」のを実感できるようになりました。




メディアで知った方がイベントに会いに来てくださったり、イベントで出会った方がその後オンラインでも購入したり周りにも広めようとしてくださったり…そういった皆さまとの出会いや、「美味しくてびっくりしました」「コンセプトがとても好きで」という一つひとつの言葉に救われ、励まされてきてここまで来られました。

製造してくださっているくじらのしっぽの皆さまからも、「daytune.が社会との接点になっている」と言っていただけて、とにかく諦めずに続けてきて良かったと、心から思います。



接点を持ってくださる方がいるから、daytune.というブランドが存在することができる。そのことを強く感じています。
本当にありがとうございます。

そして4年目へ。実現したい未来に向けて

3年、そしてそれよりも前からこれまでを振り返ってみると、遠回りしながらもここまで確実に積み上げてくることができた、という感覚はある半面、
なかなか思うような形で皆さまにお伝え・お届けできていないことのもどかしさも強まっていますし、ブランドとして実現したいこと、届けていきたい範囲を考えると、もっともっと進んでいきたい、というのが現在地での正直な思いです。

でも、そう思えるのはdaytune.の未来に可能性を見出すことができているからこそでもあります。

もちろん立ち上げた私自身は当初からdaytune.の可能性を信じ続けてきましたが、それが独りよがりではないこと、「チューニング」の哲学に共鳴してくださる方がいて、広まっていくことで救いになる方がいたり、今より生きやすい世界になるということへの確信は日に日に強まっています。




「『自分の人生』を生きる人を増やしたい」

「そのために必要なのは、自分の状態を点検し、自覚し、その上で主体的に選択し、行動すること。それを習慣としてし続けていくことーーーチューニングという哲学とその実践である」

これが、私が一生をかけて追求していくと決めた、daytune.のビジョン・ミッションです。

人は、調子が良いときもあれば悪いときもあるし、悩んだり、変わったりしていきます。
そんな、常に一定ではなく、揺らいでいる存在であること、それを前提として、
「揺らぎながら、ときには立ち止まりながら、それでもその自分で進んでいく」ために。

哲学とその実践、いずれもを届けていくことで、「調える(ととのえる)こと=チューニング」を文化にしていきたいです。

そのためには、チューニングという哲学をもっと伝えるための発信と、
その実践のきっかけや助けとなる商品・サービスを形にしていくこと、どちらにも取り組んでいく必要があります。

この実現に向けて、これまでよりスピードや規模も意識しながら体制を整えつつ、
目の前の改善やアップデートも含め、daytune.自体も皆さまのお声を大切にしてチューニングしながら、進んでいきたいと思います。

ぜひ、皆さまにも一緒にdaytune.を育てていくような気持ちで応援していただけますと幸いです。
4年目のdaytune.もどうぞよろしくお願いいたします。

daytune.代表
松見咲子


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